私の住まい

私が購入を決めた住まいはリノベーションマンションです。元々は2DKだったマンション。現代の暮らしに合わせ、豊富な収納と個室、広々としたLDKを組み合わせた「1LDK」に生まれ変わっていました。マンションの躯体だけを残して空っぽにした空間から作り上げられた室内は、壁紙やフローリングはもちろん、壁そのものも新設されたものです。すべてが新品、日々を過ごす室内は新築と変わりない品質です。

リノベーションマンションは中古マンションです。新築時に購入した住民が、引っ越しや相続で手放した物件。新築から15年が経過すると、その物件価格は新築時の50%程度まで落ちるというデータがあるそうです。新築で購入する場合は、価値が急激に下がっていく事を念頭に置かなければなりません。中古マンションはというと、すでに一度手放され、自分が購入した価格。よほど大きな建築基準法の改正や耐震補強の必要性が出ない限り、自分が購入した価格から大幅な下落はないと予想することができます。

新築時に購入した場合、売却時に物件の50%にあたる1,500万円のマイナス。中古で購入した場合に同じように50%下落したとしても、750万円のマイナス。一人暮らしの限られたお金で購入する物件は、価値の下がり幅が少ない中古マンションを選びました。

引越しにはいろいろな不安要素があります。なかでも「ご近所づきあい」は大切な要素です。賃貸マンションで約10年暮らしてきましたが、困った出来事もたくさんありました。夜中の騒音、廊下や階段でのポイ捨て、バルコニーで喫煙など。都市の中心部で借りていたこともあり、マナーを守らない入居者も少なくありませんでした。一方分譲マンションは、長く住むことを前提に、数千万円のお金を用意して入居した方々。賃貸のように容易に入退去できないので、みなさんマナーを守って暮らしています。

住宅の購入は、子供が生まれたり親と同居をするなど「家族構成の変動」をきっかけにする世帯が一般的です。私が入居する頃には、新築時から住んでいるお宅のお子さんも大きくなり、ご両親だけで住まわれている部屋も増えています。どこかの部屋が退居して、また新しい買主さんが入居することも当然考えられますが、賃貸の入退去のペースには到底及びません。静かでマナーが行き届いた環境で、安心して暮らせる。賃貸を脱出して最初に「良かった」と実感したのが、この生活環境でした。