ミニマルな基礎化粧品

室内の湿度計が40%を下回るようになりました。加湿器を設置したり、厚手のタイツを用意したり。季節が移りゆくのを実感します。

非常持出袋に、1つだけ化粧品を入れていました。化粧水と乳液が一体になったローション。ボディクリームなどの保湿剤は油分が多いので、入浴できない非常時には向かないと思い、少量かつ保湿機能もありそうなこちらを選んでいました。用意したは良いものの、いざ使ってみて合わなかったら意味がないということで、1ヶ月ほど試すことに。

それまでは他社の化粧水と乳液を使っていましたが、このローションに変えてからも、私の肌は荒れること無くいつもどおり。むしろ、2つのアイテムを使い分けず、これ1つで完結する手軽さが生まれました。思いもよらないきっかけで、基礎化粧品が1本化。

ハンドクリームを選ぶときに気付かされた、安物買いに対する引け目。どんな「物」を持っているか、その「物」にどれほどの値打ちがあるのか…。SNS全盛期の今、そんな観点で物を選ぶ感覚が染み付いてしまったように感じます。大人になれば、ブランドのバッグを持ち、百貨店のコスメを使い、週末には眺めの良いレストランでディナーをいただく。そんな見かけばかりの大人像がありました。どんなに高級な美容液を使おうとも、自分の肌が荒れていれば何の意味もなく。ブランドバッグを持っていても、爪や髪がボロボロではみすぼらしい。

私が思う「物の価値」とは、それ自体の値段ではなく、自分自身にどんな効果をもたらし、どれだけ高めてくれるか。金額や流行にとらわれず、自分に必要な物を、必要な数だけ手にできる判断力を養う事。もっと日頃から意識していきます。